アーサー・ボースン　原画

大正3年 φ18cm

第1次世界大戦勃発　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 騎士道精神の色濃く残る時代　若者は　ロマンチックな　愛国心に燃え　戦場へピクニック気分で　出ていきました。「クリスマスには帰るから」との言葉を残して。豈　図らんや　一部の洞察力ある政治家や　軍人が　懸念した方へ　長期化し　悲惨な塹壕戦へと　拡大していくのです。東欧の小火は　やがて　燎原の火のごとく　瞬く間に　世界中に広がり　それは果てしない　大量殺戮戦　消耗戦の奈落へ落ちていきました。

1914年6月28日　サラエボ事件(オーストリア・ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨゼフ1世の後継者フランツ・フェルディナント大公が　セルビア民族主義者に　ボスニアの首都サラエボで暗殺さる)　によりオーストリア・ハンガリー帝国は　セルビアに宣戦布告する。これが第1次世界大戦を誘発し　欧州はもちろん　日本(日英同盟により　8月23日　対独宣戦布告)を含む世界各地で　相手陣営の植民地争奪戦に拡大していった。

現在　兄弟会社である　民窯のビング&グレンダールの　初代1895年のクリスマプレートの成功から　王立ロイヤルコペンハーゲンでは　初年度1908年から　デンマーク・ドイツ語版を出しました。1909年には　フランス・チェコスロバキア語版　1910年には英語版を加え　1931年から蘭語版も加え　世界で1番権威のある　クリスマス・イヤー(1953から)プレートになリました。
昔　デンマークのアンニュアル專業者から　仕入れした商品に　WEIHNACHTENと書かれたものがありました。そこで　国際電話をかけて尋ねると　自分もわからないから　調べて返事するとの事で　帰ってきた返事は　はっきりしないが　たぶん　デンマークのどっかの地名では　ないかというのです。私は　納得がいかず　お客様に聞かれても　説明ができないので　いつものように猛勉強をしました。そして上記の事がわかりました。WEIHNACHTENは　ドイツ語でクリスマスのことでした。

クラシック　真正なデンマーク製　染付。
磁器最後の姿は　14世紀　景徳鎮で完成。素磁に手描きし　釉薬をかけた後に1400゜Cで焼き付けます。この高温に耐えうる　酸化コバルト(呉須)の　ヨーロッパにおける調合は　ベドガーの見果てぬ夢のまま　亡くなる　1719年にマイセンで完了。