3人の天才ヨハンによる伝統の　復刻版
ヨハン・フリードリヒ・ベトガーによる　ヨーロッパ　初の　ポースレーン
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー原作　ノイエ・アウスシュニット・シェープ　エンツゥィーステッドハンドル
ヨハン・グレゴリウス・ヘロルト原画

ジャポネズリ
柿右衛門の描く龍に　鳳凰を配した　ヘロルト原画柿右衛門の　余白の美に傾倒する　アウグスト強襲王のお気に召し　ザクセン王宮専用となる(磁器宮殿 ヨハネウムナンバー)。時につれ　ペインターたちは　約30種もの　組合わせパターンを　生み出し　王達を楽しませました。第1次世界大戦末期　1918年に　ザクセン王国は　瓦解するのですが　国立窯となっても　この人気作品は　1730年ごろ以来　約3世紀　折あるごとに　作り続けられ　復刻というより　「偉大なマンネリズム」の代表作の1つとなっております。少し解せぬのは　当時　柿右衛門は　アウグスト強襲王の　ひいきもあって最高の磁器とされておりましたのに　龍と鳳凰文が　シノワズリに分類されていることです。柿右衛門描くところの中国風の龍を　中国の龍と勘違いをしたのか　マイセンで取り上げるときに　さらに中国風にしてしまっております。この龍が　柿右衛門描くところの龍であると指摘している文献は垣間見ますが　マイセンが　シノワズリに分類しているとの指摘は　寡聞にして聞きません。やはり実物を持っている強みでしょうか?それともマイセンが恥部として　社史にも触れない　ヘロルトが絵付けを完成するまで　ベトガーが持て余した　白磁を　磁器街道と呼ばれた水路を通って　アウグスブルグのハウスマーレライ・無所属の絵付師らに　売り渡しておりました事実を　贋作に手を貸す　不名誉な事として　あえて触れられてこられなかった類のことでしょうか?　マイセンを慮って　シノワズリ分類の間違いに触れないのでしょうか?そういえば　インドの花が　柿右衛門と知らなかったシノワズリ分類から　柿右衛門と知ったジャポネズリ分類への変更についての指摘がないのも　寡聞ゆえでしょうか?