朝顔の花にこぼせや竿の汁
花より外にこぼせなば割れてあたりを濡らしける
ニヨン モーニンググローリー 朝顔
朝顔や つるべ取られて もらい水 加賀千代女 (歌川国芳画)
加賀千代女 1703年 - 1775年(元禄16年-安永4年)は、俳人。号は草風、法名は素園。千代、千代尼などとも呼ばれる。
朝顔を多く歌っていることから、出身地の旧松任市では市のシンボル、合併後の現・白山市では市の花に選ばれた。白山市では市民の栽培も盛んで、同市が毎年開く千代女あさがおまつりで花の出来映えが競われている。白山市中町の聖興寺に、遺品などを納めた遺芳館がある。
「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」が千代女の句として広く流布しているが、実は千代女の作ではなく、彼女以前に元禄時代の浮橋という遊女が詠んだ句である。
一茶が引用した「蜻蛉釣り今日は何処まで行ったやら」の句も、生涯1,700余りの句の中になく伝説と見られる。
NY 別名ニヨンというのは スイスのニヨン窯 1781創窯 1813ナポレオンの影響下 磁器制作停止 1979閉窯。セーヴルのロココを基本に 矢車菊 ニヨンローズ 朝顔などの 小花ちらしや花綱を良くしました。「フランス国王ではなく フランス人の王 ルイ16世 王太子妃はマリー・アントワネット」ご愛用。 閉窯に際し このシリーズをヘレンドや レイノー等に 継承しました事から来ています。
エステルハージシェープ
ロカイユ(ロココ)や オジアでは エンボスが 繊細な花絵の邪魔をします。さりとて リッセでは シンプルすぎて 高級感に欠けます。この作品には エステルハージしかないでしょう。
ヘレンドには オジア,ロカイユ,リッセ,エステルハージ,シェープがあります。面白いのはバロックを代表する(マイセン#02,ジノリのベッキオ)をロカイユ(ロココ)と名付けています。ネオクラシック時代創窯のヘレンドにあっては 多分時代を読み誤ったのでしょう? もしくは 歴史を古く箔付けするのに バロックでは誇張が過ぎるし ロココどまりにしたのでしょうか? 1部学者に ロココを バロックの延長とする説はありますが バロックをロココとするのは 明らかな間違いです。
1864年閉窯の大先輩ウィーン窯の 受け入れは 絵のみ (金緑彩パセリ文, ワインリーフetc.) で シェープは デコラティブで箔付けを旨とする ヘレンドにあっては 奇を衒わぬ機能性を 旨とする ウィーンとは 相容れず その影響は見られません。
マイセンの 懸命の 防御にもかかわらず 18世紀半ば 秘法は 遍く 人の知るところと成りました。19世紀 創窯のヘレンドにとって 秘法漏洩とは 全く無縁なのですが ハプスブルグ家の ウィーン窯とは 深い関わりがありますので ここでヘレンドを 挿入します。
「欧州磁器戦争史 秘法漏洩-番外編 ヘレンド窯」 詳しくは コチラをクリック して下さい。