ブランド箱 330円 プレゼントに花を添えます。
お熟成価格は 安くて美味しい。お熟成ワインは ボージョレヌーボーより美味しいですが プレミアムが付いた分 高くなる。何故 お熟成アインは 安くなるんですか ? お熟成のプレミアムも お客様に差し上げているからです。
同業者が 公正取引委員会へ 代理店から輸入妨害を受けていると訴え出ました。(当時 日本は加工貿易黒字大国で 通産省MITIは 世界中から 失業の輸出と非難されておりました。そこでMITIは 先進国で唯一 代理店契約のあるブランドの並行輸入を合法としました。)公正取引委員会の立ち入り検査で アインも妨害を受けていると判り アインにも被害届を出すようにと電話をしてきました。ヘレンド社は 代理店間の兄弟喧嘩をさせないでほしい。アインには 代理店並みの便宜を図るからと連絡がありました。以後アインにはマスターペインターサインを許され 一般品でも手の良い物の気配りを頂けるようになりました。
主だったお店を調べまして 一般品なら見つかるのですが 創立175周年特別記念品の美品があり これだけお安いのは どうやらお熟成アインだけです。
それではお熟成アインは何故 お安いのでしょう ? それは売るのが下手で旧作の記念品がまだあるからです。大概のお店は もし入荷しても 色々な宣伝広告をしたり ポイントをつけたりして上手に高くさばいていかれます。売り下手のアインは ひたすらお熟成 お値打ちのつくのを待ちます。お陰で 今では これだけの美品は手に入りません。お熟成アインの真骨頂 ! !
当店のお品は 総て 現地在庫を漁らず(現地では B品の販売があり その混入を避けるため) 欧州代理店を通じて 各メーカーに 発注しております。
ウィーン窯に遅れる事 100年の民間・バハン陶器窯として 1826年創立したヘレンドですが 1839年 皇帝フランツ・ヨゼフ一世に 実質的創業者モール・フィシェルが 磁器の制作を許されました。
2001年は 1826年ヘレンド創立175周年になります。特別記念ロゴ。 当店
創立175周年特別記念
2001年 21世紀幕開け年。 世紀を またいだ証に。
ヨーロッパでは 西暦が生まれた6世紀には インドで生まれた 0の概念がなく 0年は存在しなかったのです。ヨーロッパ人には 17世紀まで0年はなく 1年が1世紀幕開け年とされてきました。天文学的に 正式には 1999年が 20世紀最終年 2000年が 21世紀幕開け年になります。1600年間親しんできた 1年 開幕年は 世俗的には何ら不都合なく 1601年を 17世紀開幕年とした通り 2001年を 21世紀幕開け年とし 2000年を 20世紀最終年としております。
ヨーロッパ大陸のバラは ウィーン様式が元祖で 花と茎枝と葉が自然に描かれ ロココに乗り遅れたマイセンでも 同列です。
島国英国は 連ねたバラの両端に葉を添え花のみの美しさを引き立てるのが主流で 大陸とは1線を画しております。
ナポレオン戦争により ヨーロッパ中が 疲弊する中 ハプスブル家も埒外たりえず 衰退を同じくし それに連なるウィーン窯も 1864年 120年の幕を閉じる事になりました。ヘレンドは ウィーン窯のオールドウインナーローズ(ウィーン宮廷専用)に代わり ウィーンのバラを ご下命され 制作を引き受けております。第1次世界大戦により ハブスブルグ王家が退位するまで ウィーンのバラは 王家御用達で 一般には 禁じられておりました。
オジア・シェープ
ヘレンドの主流シェープ
マイセンの#01シェープに同じ
ヘレンドには オジア,ロカイユ,リッセ,エステルハージ,シェープがあります。面白いのはバロックを代表する(マイセン#02,ジノリのベッキオ)をロカイユ(ロココ)と名付けています。ネオクラシック時代創窯のヘレンドにあっては 多分 時代を読み誤ったのでしょう? もしくは 歴史を古く箔付けするのに バロックでは誇張が過ぎるし ロココどまりにしたのでしょうか? 1部学者に ロココを バロックの延長とする説はありますが バロックをロココとするのは 明らかな間違いです。
1864年閉窯の大先輩ウィーン窯の 受け入れは 絵のみ (金緑彩パセリ文, ワインリーフetc.) で シェープは デコラティブな貴族趣味を旨とする ヘレンドにあっては 奇を衒わぬ機能性を 旨とする ウィーンとは 相容れず その影響は見られません。