- 商品コード:
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HEAV530
ヘレンド アポニーグリーン AV 19cm クレセントディッシュ 530
- 販売価格(税込):
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24,200
円
- 関連カテゴリ:
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ヘレンド
> アポニーグリーンAV
お熟成価格は 安くて美味しい。お熟成ワインは ボージョレヌーボーより美味しいですが プレミアムが付いた分 高くなる。何故 お熟成アインは 安くなるんですか ? お熟成のプレミアムも お客様に差し上げているからです。
同業者が 公正取引委員会へ 代理店から輸入妨害を受けていると訴え出ました。(当時 日本は加工貿易黒字大国で 通産省MITIは 世界中から 失業の輸出と非難されておりました。そこでMITIは 先進国で唯一 代理店契約のあるブランドの並行輸入を合法としました。)公正取引委員会の立ち入り検査で アインも妨害を受けていると判り アインにも被害届を出すようにと電話をしてきました。ヘレンド社は 代理店間の兄弟喧嘩をさせないでほしい。アインには 代理店並みの便宜を図るからと連絡がありました。以後アインにはマスターペインターサインを許され 一般品でも手の良い物の気配りを頂けるようになりました。
主だったお店を調べましたが こんな珍物は 一軒も持っているお店は無くて 従ってお熟成アインが一番お安くなります。
それではお熟成アインは 何故安いのでしょう ? それは売るのが下手だからです。大概のお店は 色々な宣伝広告をしたり ポイントをつけたりして上手に当店より高く売られます。売り下手のアインは ひたすらお熟成 お値打ちのつくのを待ちます。お熟成アインの真骨頂 ! !
ブランド箱 330円 百貨店以外では アインにしか無い プレゼントに花を添えます。
このシリーズは ご存知少し乱暴なアポニー公(子爵)の要望に ヘレンド社が知恵を絞って インドの華 (柿右衛門写し) の簡略版を編み出し 公の要望である 格式高くして しかも格安である事を かなえました。お蔭で 世界で1番売れる ヘレンドの ヒット品になっております。
五等爵(公,候,伯,子,男,)
アポニー公は子爵(後に伯爵)ですから 五等爵第4位になります。
アポニー家(ハンガリー語版)は14世紀に遡る古い家柄
過日 若い美人客が このクレセントを見て「あっ 髭皿!」と小さく叫ばれた。
「お客さん 髭皿をご存知ですか?」と
実は ヘレンドのクレセントは 形は少し似てますが 髭皿では有りません。
でも お若いのに 髭皿を知っているとはと感動しました。
髭皿とは 昔の紳士が 身嗜みに 髭を当るとき 喉元に当てて用いたものです。おしゃれを競う紳士達は 自分専用の逸品を 特注して 誇っておりました。高じて わざわざ 海を渡り 東洋まで手を伸ばす 豪の者もいました。
磁器が 白い黄金と尊ばれ 憧憬品であったころ 在り来りの東洋磁器に飽き足らず オランダ東インド会社(V・O・C)に シン・ドゥ・コマンド(西洋から東洋への注文品)を輸入させ 憧れのシノワズリ・ジャポネズリを 謳歌しておりました。17世紀中・後期 明から 清への政変期 景徳鎮窯の停滞に 日本の有田諸窯が 間隙を縫って 大いに活動しました。
紋章入りの有田焼髭皿に かつての紳士達の 男伊達と 顕示欲の強さが偲ばれます。
当店のお品は 総て 現地在庫を漁らず(現地では B品の販売があり その混入を避けるため) 欧州代理店を通じて 各メーカーに 発注しております。このお品も 去年の夏の終わりに 発注したお品です。
オジア・シェープ
ヘレンドの主流シェープ
マイセンの#01シェープに同じ
ヘレンドには オジア,ロカイユ,リッセ,エステルハージ,シェープがあります。面白いのはバロックを代表する(マイセン#02,ジノリのベッキオ)をロカイユ(ロココ)と名付けています。ネオクラシック時代創窯のヘレンドにあっては 多分 時代を読み誤ったのでしょう? もしくは 歴史を古く箔付けするのに バロックでは誇張が過ぎるし ロココどまりにしたのでしょうか? 1部学者に ロココを バロックの延長とする説はありますが バロックをロココとするのは 明らかな間違いです。
1864年閉窯の大先輩ウィーン窯の 受け入れは 絵のみ (金緑彩パセリ文, ワインリーフetc.) で シェープは デコラティブな貴族趣味を旨とする ヘレンドにあっては 奇を衒わぬ機能性を 旨とする ウィーンとは 相容れず その影響は見られません。